腰痛と頻尿の関係 | 腰が痛い・トイレが近い原因となる病気

腰痛と頻尿の関係 | 腰が痛い・トイレが近い原因となる病気

腰痛と頻尿の関係 | 腰が痛い・トイレが近い原因となる病気

腰は人体の要です。何をするにしても、腰が痛いと辛いですね。

腰痛の原因は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などだけでなく、実は、内臓トラブルが原因となっているケースも多くあります。そのため、腰が痛いからといって原因が腰にあると思いこんでいると、重い病気を見過ごすことになりかねません。

今回は、頻尿の症状がある時の腰痛の原因についてまとめます。

腰痛と頻尿の関係

腰痛と頻尿の症状が同時に現れることがあります。そういった場合、ほとんどの方はそれらが別々の原因で起きていると考えているのではないでしょうか。

意外なことに、腰痛と頻尿は密接に関係しています。腰痛が原因の頻尿があり、逆に、頻尿の元となる泌尿器トラブルが原因の腰痛もあるのです。

腰痛とトイレが近い頻尿の原因となる病気

それは、腎臓をはじめとする泌尿器の位置に理由があります。まず、腎臓は背中の腰より少し上に位置しています。そして、腎臓から膀胱に伸びる尿管は腰を縦断しており、腰より少し下の位置に膀胱があります。

そのため、腰の痛みが腎臓や尿管、膀胱に影響することがあり、逆に腎臓や尿管、膀胱のトラブルが腰に影響することがあるのです。

腰痛からくる頻尿

腰が痛い・トイレが近いといった症状が現れる疾患には、以下のようなものがあります。

椎間板ヘルニア

骨の老化や強い負荷等が原因で椎間板が押し潰され、内部のゼリー状の物質(髄核)が外にはみ出る疾患です。

激しい痛みやしびれの他、頻尿や尿漏れといった症状が現れることがあります。
椎間板ヘルニアが原因の腰痛による頻尿

腰部脊柱管狭窄症

神経の束が通る脊柱管が狭くなり、中の神経が圧迫される疾患です。先天性のものと、加齢や外傷等による後天的なものがあります。

腰痛や足の痛み・しびれ、歩行困難、頻尿の他、症状が進行すると残尿感、尿失禁といった排尿障害がみられます。

脊椎カリエス

結核菌が脊椎に感染して炎症を起こす病気です。発生頻度は減少傾向にあるものの、近年は高齢者の罹患例が増加しています。

微熱、倦怠感、腰背部痛、下半身のしびれや麻痺、頻尿、尿失禁などの症状がみられます。

脊髄腫瘍・脊椎腫瘍

脊髄または脊椎にできる腫瘍です。悪性の場合は他の臓器からの転移がほとんどです。

脊椎周囲の神経が骨の変形によって刺激されることや、脊椎内部の神経が泌尿器の神経を刺激することで、頻尿の症状につながります。

泌尿器トラブルからくる腰痛

上述の例とは反対に、泌尿器トラブルが原因で腰痛になる病気もあります。

泌尿器トラブルからくる頻尿・腰痛

尿路結石

腎臓、尿管、膀胱など、尿の通り道に結石ができる疾患です。尿中のシュウ酸やカルシウムが増加したり、尿酸値が高い状態が続くと結石ができやすくなります。

結石が尿管を通る際に起きる「背中から脇腹にかけての激しい痛み」が特徴です。また、結石が膀胱を刺激することによって、トイレが近い状態が続いたり、血尿が出たりすることがあります。

腎盂腎炎(じんうじんえん)

腎臓に細菌が入り込み、炎症を起こす疾患です。膀胱炎で繁殖した細菌(主に大腸菌)が尿管を上って腎臓に入るケースが多く、女性に多い疾患です。また、男性の前立腺肥大、尿道狭窄の悪化により起こることもあります。

腎盂腎炎では、高熱や倦怠感の他、頻尿排尿痛といった症状がみられます。

原因を明らかに

腰痛の原因の85%は原因不明といわれています。腰の痛みを感じて整形外科を受診し、CTなどの検査をしても原因不明で、湿布薬を渡されてお終い。それでは、解決になりません。

トイレが近い頻尿の症状があれば、無関係と考えず、それも医師に相談しましょう。逆に、排尿トラブルで泌尿器科を受診する際も、腰に痛みがあるようであれば、それを医師に告げることが大切です。