多尿による頻尿 | 尿の量が多い・夜間多尿になる原因と対策

多尿による頻尿 | 尿の量が多い・夜間多尿になる原因と対策

多尿による頻尿 | 尿の量が多い・夜間多尿になる原因と対策

歳を重ねてくると、どうしても排尿トラブルが多くなります。中でもトイレが近くなって、一日に何度もトイレに通う「頻尿」になる方は大変多いのではないでしょうか。

60代以上ですと、男性でも女性でもほとんどの方が夜中に1回以上トイレに通っているそうです。1回ならまだ良いですが、毎晩のように2回、3回トイレに起きるようですと、睡眠の質の確保が難しくなり、日中の生活にも影響が出てしまいます。

今回は、そうした頻尿の原因となる多尿・夜間多尿についてまとめます。

多尿・夜間多尿とは

尿の量が多い状態を「多尿」といいます。個人差はありますが、成人の1日の尿量は通常1000ml〜2000mlといわれています。1日の尿量が3000mlを超えると多尿と判断されます。

何も疾患がなくても、利尿作用のあるビールやコーヒーを多く飲んだりすることで多尿になるのは当たり前です。しかし、体内の水分を保持する機能が低下することで多尿となる「尿崩症」や、血糖コントロールができなくなる「糖尿病」、腎臓病の初期などでは、やたらと口や喉が渇いて水分を多量に摂るため多尿となります。もし、異常に口が渇いて疲れやすいなどの自覚症状がある場合は、早めに対策をとりましょう。
頻尿の原因となる多尿・夜間多尿とは

また、夜寝ている時に尿の量が多い状態を「夜間多尿」といいます。通常は、夜になるとおしっこを凝縮するホルモンが分泌されるため日中に較べると尿量が少なくなるのですが、ホルモンバランスの乱れ等によって夜の尿量が多くなってしまうことがあります。

夜間の尿量が日中の1/3以上になると、夜寝てから朝起きるまでの間に1回以上はトイレに通うことになります。夜2回以上トイレに通い、その時の1回の尿量が日中と変わらず200mlあるならば、夜間多尿による夜間頻尿と考えられます。

夜間多尿の原因

歳をとると夜間におしっこを凝縮するホルモンの分泌が低下しますので、誰でも夜間多尿になりやすくなります。近年、脱水症状の怖さがさまざまなところで語られているために、水分不足を警戒して必要以上に水分を摂る方がいますが、夜間多尿で何度もトイレに起きるようでしたら、寝る前数時間は少し水分を控えることを考えましょう。

頻尿の原因となる夜間多尿の原因

また、特に夜間に尿の量が多いという場合、高血圧、心不全、腎不全、睡眠時無呼吸症候群などの疾患が原因として隠れている事があります。特に“夜だけ頻尿”は、注意が必要です。“夜だけ頻尿”で、昼間に足のむくみが出ている場合は心不全の疑いがあります。

“夜だけ頻尿”でも、体に何の異常も認められない場合は、自律神経失調症が原因かもしれません。強いストレスに継続的にさらされて自律神経失調症になると、睡眠時におしっこを凝縮するホルモンがうまく分泌されず、昼間と同じように尿を作ってしまうため、多尿による夜間頻尿になります。

夜間多尿の対策は?

夜間多尿がそれほどではなく健康状態に問題がない場合は、尿を凝縮するホルモンが加齢によって低下しているだけかもしれません。その場合の対策は、食事内容を改善したり、適度な運動をして体を若々しい状態に保つようにすることです。程度の差こそあれ改善が期待できます。市販のサプリメントを試してみるのも良いでしょう。

「異常に口が渇く多飲多尿」、または「夜だけ頻尿」の場合は、怖い病気が原因になっている危険があります。「なんだか夜のトイレの時おしっこが多いな」、「最近体のだるさが取れないな」などと感じたら、内科か泌尿器科でしっかり検査をして適切な対策を講じましょう。