夜間頻尿 | 夜中にトイレの回数が多い原因

夜間頻尿 夜中にトイレの回数が多い原因

夜中にトイレの回数が多い原因

「お父さん、昨日の夜3回もトイレに行ってたでしょう?ガサガサするから私も目が醒めちゃって寝不足よ。」

「ごめん、どうも夜中にトイレの回数が多いから困っているんだ。」

こんな会話に心当たりのある方は意外と多いのではないでしょうか。
夜中にトイレの回数が多い 夜間頻尿の原因
夜、就寝してからトイレに立つのは大変です。2回、あるいは3回など、夜中にトイレの回数が多いと、十分な睡眠が取れなくなって仕事にも支障をきたしてしまいます。本人だけではなく、家族も睡眠を妨げられて家族関係に影響が出てしまうことも…。また、暗い中トイレに移動するため、転倒の危険もあります。

ここでは、そんな夜間の頻尿の原因についてお話します。

夜間頻尿

「頻尿」の中でも、就寝時に2回以上トイレに立つような症状を「夜間頻尿」と言います。

昼間は「ちょっとトイレの回数が多いような気がする」という程度でも、就寝中に何回ものトイレ通いは生活に悪影響が出やすいため、夜間頻尿がきっかけで頻尿を自覚するということが多いようです。

まず考えられる症状は、「夜間多尿」です。就寝時の尿と朝一番の尿の合計を夜間尿といいます。その夜間尿が1日の尿量の3分の1以上と多い場合は夜間多尿が疑われます。

夜間頻尿の原因

夜間多尿の原因として、うっ血性心不全、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群、前立腺肥大、糖尿病などが考えられます。
夜間頻尿の原因・夜中にトイレの回数が多い理由

うっ血性心不全が原因の夜間頻尿

昼間起きているときに下肢はむくみがちです。それが夜寝ると重力がかからなくなるために、下肢にたまった血液が一気に腎臓や心臓に戻っていこうとします。その時心臓の働きが弱いと、戻ってくる血液を充分に処理できないので「早くおしっこにして出そう」とするため、夜にトイレが近くなります。これがうっ血性心不全による夜間頻尿です。

腎機能障害が原因の夜間頻尿

睡眠中の8時間ほどの間は水分が補給できないので、脳から「尿を濃くして尿を作りすぎないように」という指令が出ます。そのお陰で夜に脱水状態にならないようにしています。
けれども腎機能が衰えていると、夜でも昼と同じ濃さ、量の尿を作ってしまうために、昼間と同じ頻度で尿意を感じてしまうため、夜間頻尿になります。

前立腺肥大が原因の夜間頻尿

中高年男性に多いのが、前立腺肥大による夜間頻尿です。

前立腺は、30歳代から少しずつ肥大し始め、40歳代では40%、50歳代では50%、60歳代では60%、70歳代では70%と、年齢と同じ割合で増えていきます。尿の勢いが弱くなり残尿感があるために、何度も尿意を感じてトイレに通うことになります。
それに加えて加齢のために腎機能が衰えている場合などは、夜間8回もトイレに通うという例もあるそうです。

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睡眠時無呼吸症候群が原因の夜間頻尿

最近注目されてきているのが、睡眠時無呼吸症候群が原因の夜間頻尿です。

睡眠中に舌根が気道を塞いでしまうのが睡眠時無呼吸症候群です。そうすると、胸腔内気圧が低くなり心臓がふくらむため、心臓に血流が増えます。その多くなりすぎた血液を処理するために利尿ホルモンが出て、夜間尿が増えるのです。

睡眠時無呼吸症候群は命に関わることもあるので、夜間頻尿の際には忘れずにチェックするようになってきています。

その他の原因の夜間頻尿

上記の原因にあてはまらない夜間頻尿は、心因性頻尿が疑われます。多くの場合、睡眠障害が原因です。眠りが浅くてすぐ目が醒めてしまうと、目が醒める度に排尿のことが気になってしまい、トイレの回数が多くなるというものです。

また、就寝前にビールなどの水分を多く摂取すればなんら問題のない人でも夜間多尿になりますし、利尿効果のある薬物も服用のタイミングによっては多尿夜間頻尿の原因になります。ただし、これらは一時的なものです。

夜間頻尿には早期の対処を

このように夜間頻尿にはさまざまな原因があり、命に関わる病気の可能性もありますので、医師の診断を受けてしっかりと対処しましょう。