心因性頻尿の克服方法 | 神経性頻尿の原因と対策

心因性頻尿の克服方法 | 神経性頻尿の原因と対策

心因性頻尿の克服方法 | 神経性頻尿の原因と対策

頻繁にトイレに通う症状を頻尿といいます。中高年男性に多い前立腺肥大症や女性に多い膀胱炎、また、過活動膀胱、心不全などが一般的な頻尿の原因です。

けれども、体に何の異常も見当たらないのに頻尿になっている人もかなりいらっしゃいます。そのような頻尿を心因性頻尿(神経性頻尿)といいます。

心因性頻尿(神経性頻尿)の対策・克服方法

大体、日中に8回、夜間に1回以上トイレに通うのが頻尿の目安といわれていますが、人によって頻尿で困るかどうかはさまざまです。例えば1時間に1回以上トイレに通うというレベルでは、映画を最後まで観ることもできません。集会や会議などで中座しなければならなくなり、不便を感じるようになることでしょう。また、夜に何度もトイレに起きる夜間頻尿も睡眠を妨げ生活に支障をきたすものです。

心因性頻尿の場合、気分の落ち込みや頭痛などの症状もあることが多いので、仕事や学業などに不都合が生じているようでしたら、早めに対策をとって克服を目指しましょう。

心因性頻尿の原因

子どもが緊張しておしっこを漏らしてしまったり、会社の面接や、入学試験の前に緊張でおしっこが近くなるという話しはよく聞きます。一過性なので問題視はされませんが、これも「心因性頻尿」です。

そうではない継続的な心因性頻尿の原因としては、仕事や日常生活で継続的に強いストレスがかかることによる自律神経失調症が代表的です。自律神経失調症では、体が休んでいる時に働く副交感神経の働きが悪くなるために、夜に分泌される尿を濃くするホルモンが少なくなって、夜も日中と同じように尿が作られます。そのため、夜間頻尿が多くなります。

心因性頻尿(神経性頻尿)の原因と克服方法

また、以前におしっこをぎりぎりまで我慢したり、我慢しきれずに漏らしてしまって辛い思いをしたりといった記憶を持つ人が、再度そのような状態にならないようにと早め早めにトイレに通うケースがあります。これは、「予期不安」(過去の辛い経験が、また繰り返すのではないかという不安)による神経症的な心因性頻尿です。程度の違いはあるものの、かなり多くの方がこの症状を持っているのではないでしょうか。

このような心因性頻尿の方は、膀胱に尿が十分溜まらないうちに足繁くトイレに通います。するとそれが習慣となって、膀胱に十分に尿が溜まらなくても膀胱が収縮して強い尿意切迫感を感じる「過活動膀胱」につながることが少なくありません。

まさに「病は気から」です。心因性の症状が膀胱という臓器の異常につながり、またそれが元で心因性の症状が強くなるという悪循環が生まれます。では、その悪循環を断ち切って心因性頻尿を克服するには、どうすればよいでしょうか?

心因性頻尿の克服方法

ストレスが原因の自律神経失調症の場合は、カウンセリングなどでストレスの原因をつきとめて根本から治すのが一番です。なかなかストレス状況が解消できない場合、薬物療法なども併せて治療することになります。

心因性頻尿(神経性頻尿)の克服方法

予期不安が起こす心因性頻尿は、不安な気持ちをそらすことができれば症状を軽くすることができます。何もなければおしっこが気になってトイレに通ってしまうので、他の何かに集中する時間を長くとってみましょう。すると数時間トイレに行かないでいられるかもしれません。そのような「自分はすぐにトイレに行かなくても大丈夫」という経験を重ねて克服することができます。

また、「膀胱訓練」という、トイレを少しずつ我慢する訓練も効果的です。トイレに行こうとする前に3〜5分我慢します。それが楽になったら、10分から15分へと長くしていきます。このように膀胱に尿を溜める訓練をおこなうことで、過活動膀胱への悪循環を断ち切ります。

軽い内に対処しましょう

以上のように、心因性頻尿は適切な対応をとればほとんどが克服できる症状です。症状が軽ければ軽いほど楽に治すことができますので、放置して重症化しないうちに適切な対処をするようにしましょう。