子宮筋腫による頻尿の症状 | 女性の頻尿の原因と治療方法

子宮筋腫による頻尿の症状 | 女性の頻尿の原因と治療方法

子宮筋腫による頻尿の症状 | 女性の頻尿の原因と治療方法

「最近、トイレが近くなり、1時間も我慢できないので困っている」

「生理の前は、トイレに行く回数が特に多い」

「生理時の出血が多く、貧血気味」


このような症状があるようでしたら、もしかすると子宮筋腫による頻尿かもしれません。
今回は、子宮筋腫が原因の頻尿と、その治療方法についまとめます。

子宮筋腫とは

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)とは、子宮にこぶのような筋腫ができる女性特有の病気です。

原因はホルモンの影響といわれていますが、はっきりとしたことは分かっていません。手術しなければならないほど大きくなることもあれば、小さくて自覚症状のないものまで様々です。女性の4〜5人に1人は子宮筋腫があると考えられています。

子宮筋腫の代表的な症状は、以下のようなものです。

  • 生理時の出血量が増加する
  • いつも4〜5日の生理期間が、7日以上に延びる
  • 生理痛が以前よりも強く感じられて、日常生活に支障が出る
  • 生理の時期ではないのに出血がある(不正出血)
  • 出血量が多いため、貧血になる
  • 頻尿・便秘になる

子宮筋腫と頻尿

子宮筋腫は、生理が異常に重く辛くなるというのが代表的な症状ですが、頻尿の症状が現れる場合があります。これは、膀胱は子宮のすぐ上にあるため、子宮筋腫で膨らんだ子宮に圧迫されるためです。

同様に、子宮筋腫に直腸など他の臓器が圧迫されることで便秘の原因になることもあり、これらは子宮筋腫が大きい場合に起こりやすくなります。

子宮筋腫が原因の頻尿の症状

子宮筋腫の治療方法

生理が異常に重くなったり、不正出血がある場合は、早急に婦人科を受診しましょう。このような症状は子宮筋腫だけでなく、子宮内膜症や子宮癌の可能性もあるので、きちんと検査を受ける必要があります。

子宮筋腫と診断された場合、治療方法は、筋腫の状態、女性の年齢、症状の重さなどを総合的に判断して決められます。

頻尿の原因となる子宮筋腫の治療方法

妊娠の可能性がなく、症状が重い場合は手術で筋腫や子宮を摘出することもありますが、症状が軽い場合は薬で症状をやわらげながら経過観察を行う場合もあります。というのは、子宮筋腫は更年期になると小さくなって、自然に症状が治まることがほとんどだからです。

また、妊娠の可能性がある若い女性の場合は、症状が軽くても筋腫が妊娠を妨げていると判断されれば、手術で摘出することがあります。

妊娠との関係

Tさん(36才、女性)は、この数ヶ月、生理痛がひどく出血が多いので貧血気味でした。さらに、頻尿で何度もトイレに通うのですが少ししか尿がでません。

生理不順ではないかと婦人科を受診したところ、子宮筋腫が見つかりました。


Tさんの場合は、生理の症状が重く、頻尿が出るほど子宮が大きくなっていたことから、腹腔鏡手術で筋腫だけを切除しました。手術後、ひどい生理痛や頻尿の症状はなくなり、妊娠することもできたそうです。

Tさんのように子宮筋腫の手術をした後で妊娠できる場合もありますが、子宮の全摘出手術を行うケースもあります。更年期前で妊娠を希望する女性の場合、できるだけ妊娠の可能性を残すことを第一に考えるのが、子宮筋腫の治療の特徴です。