生理前の頻尿と残尿感 | 女性のトイレが近い原因と対策

生理前の頻尿と残尿感 | 女性のトイレが近い原因と対策

生理前の頻尿と残尿感|女性のトイレが近い原因と対策

生理(月経)は“月のもの”ともいわれ、若い女性に毎月訪れる症状です。10才〜14才ごろの思春期から始まり、40才〜54才ごろの更年期まで約30数年間続きます。

生理前には様々な症状が現れますが、その一つとしてトイレが近い頻尿残尿感などの症状が現れることがあります。今回は、生理前に起きる頻尿と残尿感、その原因と対策についてまとめます。

月経前症候群(PMS)

「いつもは夜トイレに起きることはないけれど、たまに夜にトイレに行きたくなって起きると、次の日から生理が始まる。」

「生理前は気分が不安定だし、残尿感があり、トイレが近い。」


産婦人科では、このような話がよく出るそうです。それは、「月経前症候群(PMS)」による頻尿の症状と考えられます。

妊娠可能な女性は、毎月卵巣から子宮に卵子が送られる排卵があります。その間、卵巣は黄体ホルモン(女性ホルモン)を増やして妊娠に備え、子宮の内膜が厚くなり乳房が張っていきます。もし、その間に受精があれば妊娠になりますが、受精がなかった場合は妊娠に備えて厚くなった子宮の内膜が剥がれて、卵子と一緒に排泄されます。それが生理です。

生理前のPMSによる頻尿と残尿感

月経前症候群(PMS)とは、女性の体が妊娠に備えている時期に現れるさまざまな症状を指します。原因は、黄体ホルモンの増加によって脳の視床下部が影響を受け、自律神経失調症が起こるためと考えられています。

代表的な症状としては、情緒不安定、集中力の低下、睡眠障害、のぼせ、めまい、腹痛、むくみ、頻尿などがあります。月経前症候群の症状は、生理が始まると同時にやわらぎ、解消するのが大きな特徴です。

月経前症候群と排尿トラブル

黄体ホルモンの影響で自律神経失調症状が出ると、就寝中に尿を抑えるホルモンの働きが弱まり、夜間頻尿の症状が出ます。また、新陳代謝が不活発になり体がむくんでくるため、腎臓は水分を排出しようとしてトイレが近い状態になります。

生理前の体の変化が排尿に与える影響は、ホルモンの変化だけが原因ではありません。子宮の内膜が厚くなることで子宮が腫れるため、子宮の上部にある膀胱が圧迫されることも、頻尿や残尿感が現れる原因となります。

生理前のPMSでトイレが近い原因

生理前の頻尿・残尿感の対策

月経前症候群(PMS)は、症状が現れる時期が決まっており、期間が限られていることから、対策は比較的容易です。日常生活にそれほど支障がない場合は、体を温める、休養を多くとるなどの対策でその時期を乗り切るようにしましょう。


症状が強い場合は、産婦人科を受診し、専門医に相談しましょう。精神安定剤や鎮痛剤で症状を抑えると同時に、症状をやわらげる漢方薬も多く用いられています。

生理前に繰り返し症状が現れるようであれば、食事や睡眠、運動など、日頃の生活習慣の見直し、改善していくことも大切です。