性病による頻尿の症状 | クラミジア等の性感染症が原因の尿意

性病による頻尿の症状 | クラミジア等の性感染症が原因の尿意

性病による頻尿の症状 | クラミジア等の性感染症が原因の尿意

Aさん(33才、男性)は、少し前から尿意が近い頻尿の症状があり、おしっこをするとチクチクとする痛み(排尿痛)を感じるようになりました。念のために泌尿器科を受診すると、「クラミジアが陽性ですね」という診断が出てしまいました。

Aさんは結婚2年目で奥さんが第一子を妊娠中です。奥さんのつわりがひどく夫婦生活が途絶えていたため、Aさんはつい出来心で風俗店に行ったことがあり、それから1ヶ月後のことでした。


頻尿は性感染症(性病)の症状としても現れることがあります。ここでは、クラミジアをはじめとする性病と頻尿の関係についてまとめます。

クラミジアとは

クラミジアは今最も多い性病です。クラミジア・トラコマティスという細菌が細胞内に寄生することが原因となります。感染は性行為を介して行われ、男性は尿道または咽頭、女性は膣または咽頭に感染します。

クラミジアの特徴は、自覚症状が乏しいことです。男性は3人に1人、女性は3人に2人が、感染しても自覚症状がありません。そのため、知らないうちに夫婦や恋人にうつしてしまうことが問題となります。

クラミジア等の性病(性感染症)による頻尿

上述のAさん例の場合は、風俗店での性行為によって感染した可能性が高いと思われます。問題は、その後奥さんとの性行為で奥さんに感染した可能性があることです。

妊婦がクラミジアに感染した場合、前期破水による流産のリスクが高まります。胎児が分娩で産道(膣)を通る際に感染すると、クラミジア結膜炎やクラミジア肺炎を発症することもあります。また、女性に感染したクラミジアが卵管まで到達した場合、不妊症の原因にもなります。

このように、クラミジアは様々な悪影響がある一方で、自覚症状が少ないために発見が遅れてしまいがちなのです。

性病と頻尿

女性に多い頻尿の原因として「膀胱炎」があげられますが、クラミジアなどの性病によって発症する場合があります。

男性は尿道が女性と比べて長いため、膀胱炎にかかる率は非常に低く、むしろ尿道炎の方が多い疾患です。尿道炎は、尿道に入った細菌が繁殖する病気です。女性の膀胱炎は肛門と尿道口が近いために大腸菌の感染が原因であることがほとんどなのに対して、男性の尿道炎の場合は性病が原因である割合が高く、クラミジア尿道炎や淋菌性尿道炎が多く見られます。

尿道炎の主な症状は、頻繁に尿意を感じる頻尿排尿痛です。クラミジア尿道炎は自覚症状が軽いためはっきりしませんが、淋菌性尿道炎の症状は、頻尿に加えて強い排尿痛があり、尿道口から膿がでてくるのが特徴です。

また、クラミジアとよく似た症状の、マイコプラズマ尿道炎もあります。

自宅でできる性病検査

性病患者にありがちなのが、病院で検査を受けるのが恥ずかしいという思いから、放置して悪化させてしまうパターンです。本来、薬で治療できたものが、深刻な症状につながってしまうことにもなりかねません。

現在では、郵送で検査できるキットもありますので、心当たりのある方は早いうちにチェックしてみると良いでしょう。

自宅で出来る性病検査

性病の検査

上記のAさんは、医師の勧めで勇気を持って奥さんに打ち明け、奥さんにも検査を受けてもらったところ、幸い陰性で事なきを得ました。

性感染症による尿道炎の診断を受けた場合、抗生剤等の服用で治療を行います。一般に、クラミジアの場合は2週間、淋病の場合は1週間ほどの服用で治ります。

性病は、パートナーや子供にまで影響が及ぶ可能性がありますので、心当たりがある場合には、出来るだけ早く検査を受けるようにしましょう。