喉の渇きと頻尿・多尿 | 異常に喉が渇く原因となる怖い病気

喉の渇きと頻尿・多尿 | 異常に喉が渇く原因となる怖い病気

喉の渇きと頻尿・多尿 | 異常に喉が渇く原因となる怖い病気

頻尿の症状には、一回の尿量が少ないタイプと、一回の尿量が多いタイプがあります。前者は、膀胱に尿が溜まっていなくても何らかの原因で尿意を感じてトイレに通う頻尿です。一方後者は、尿量が多い「多尿」が原因で何度もトイレに通う頻尿です。

多尿による頻尿には、ほとんどの場合、喉が渇くという症状が付随します。今回は、喉の渇きによる頻尿・多尿の原因となる病気についてまとめます。

糖尿病

多尿による頻尿の症状に加え、無性に喉が渇いて水やお茶をガブガブ飲むようになったり、階段を上がるのが億劫になるなど体にだるさを感じる場合、糖尿病かもしれません。

糖尿病は、膵臓で作られるインスリンの分泌の減少や働きが弱まることで、血糖値(血液中のブドウ糖量)が異常に高くなる病気です。血糖値が高くなると、腎臓は血液中のブドウ糖を水分と一緒に尿として排出しようとするため、尿の量が増えて多尿による頻尿になります。

この多尿による頻尿が続くと、だんだんと体の水分が奪われていき、脱水気味になります。それによって「異常に喉が渇く」という症状が出るようになります。

糖尿病が原因の異常な喉の渇きと頻尿・多尿

糖尿病は、動脈硬化等の原因となるだけではなく、糖尿病腎症などの腎臓の合併症も怖い病気です。早期のうちに食事や運動で血糖値をコントロールできれば、薬を使わなくとも日常生活を普通に送ることができますので、症状がみられる場合には早めに医師に相談することが大切です。

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尿崩症(にょうほうしょう)

もう一つ、喉の渇きに伴う多尿・頻尿の症状が現れる代表的な病気として「尿崩症」があげられます。

尿崩症は、体内の水分量を調節するため、尿の量をコントロールしている”抗利尿ホルモン”の分泌・作用が阻害されるために起こります。過剰に尿の排出が行われるため、強い喉の渇きを感じ、それによる多飲・多尿の症状がみられます。また、夜間にも尿の量が減少しないため、夜間多尿により何度もトイレに起きるのも特徴です。

尿崩症の起こる原因は不明とされていますが、脳の病気や外傷、手術後などに発症することがあります。

心不全による夜間頻尿

足がむくんだり、日中は頻尿の症状がないのに夜だけ頻尿があり、一回の尿量が多いという場合、心不全のサインかもしれません。

尿崩症のように強い喉の渇きはありませんが、この症状が気になったら早めに病院を受診してチェックするようにしましょう。

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アルコールが原因の場合

特別な病気でない場合でも、一時的な要因によって多飲・多尿の症状が現れることがあります。例えば、お酒を飲んだ後しばらくすると、トイレが近くなり異常に喉が渇いて水やお茶が飲みたくなります。

アルコールで異常に喉が渇く原因

アルコールを飲むと、尿を濃くする抗利尿ホルモンの働きが抑制されるため、通常以上に尿がたくさん作られ、多尿による頻尿の症状が出ます。さらに、アルコールを分解して水分と一緒に排出しようとするので、体からどんどん水分が奪われて脱水気味になります。その奪われた体の水分を補おうとして、喉が渇くのです。

そのような場合には、脱水を防ぎアルコールの分解を促進するために、十分に水分を補給しましょう。その際、大量の排尿で失われるカリウム、ナトリウムなどの栄養素を補うために、スポーツドリンク等のイオン飲料を摂ることをお勧めします。

まとめ

今回は、異常に喉が渇くことによる「頻尿・多尿」の原因となる病気についてご紹介しました。

「たかが頻尿」と軽く考えて放置していると、実は怖い病気が隠れていた、などということにもなりかねません。異常な喉の渇きによる多飲、多尿・頻尿の症状が続く場合には、早めに医師に相談し、原因を明確にするようにしましょう。