足のむくみと夜間頻尿は心不全のサイン? 夜間多尿になる原因

足のむくみと夜間頻尿は心不全のサイン?夜間多尿になる原因

足のむくみと夜間頻尿は心不全のサイン? 夜間多尿になる原因

足がふくらんで靴がきつくなったり、ふくらんだ足を指で押すと、へこんだまま元に戻らなくなったりしたことはありませんか? それが、足の「むくみ」といわれるものです。足のむくみ(浮腫)は、体の水分代謝が十分に行われないと現れる症状で、夜間頻尿とも関係していることがあります。

健康な人でも長時間の立ち仕事で足のむくみが出ることはあります。けれども、特に立ち仕事をしていないにも関わらずむくみが続く場合は、病気が原因かもしれません。

今回は、足のむくみと夜間頻尿の関係と、その原因についてまとめます。

足のむくみと夜間頻尿の関係

就寝後に何度も起きてトイレに通う症状を夜間頻尿といいます。夜に何度もトイレに行きたくなるので睡眠不足になりがちで、日中の活動に悪影響を与える場合もあります。

夜間頻尿になる人は、日中と夜間の両方に頻尿がある人もいれば、夜間だけの頻尿のケースもあります。また、1度の尿量が少ない夜間頻尿もあれば、何度もトイレに通うのに尿量が多い、夜間多尿による夜間頻尿もあります。

足のむくみと夜間頻尿は心不全が原因?

夜間頻尿の原因は、加齢によって夜間に尿を濃くしておくホルモンの働きが弱くなることに加えて、男性の場合は前立腺肥大症、女性の場合は膀胱炎が主な原因です。また、膀胱に尿が溜まっていないのに、我慢できないような強い尿意を感じる過活動膀胱による夜間頻尿も増えてきています。

むくみがある時に気をつけたいのが、夜間多尿による夜間頻尿です。「起きている時はむくみがあるけれど、トイレの間隔は普通。そして就寝時に何度もトイレに行きたくなり、おしっこの量が多い。」そんな症状は危険信号です。原因が心不全である可能性があるからです。

心不全と夜間頻尿の関係

どうして心不全だとむくみが出て夜間頻尿になるのでしょうか?

心不全は、何らかの原因で心臓の働きが弱くなっている状態です。心臓の働きが弱いと、昼間起きている時は重力がかかるために、心臓から遠い下肢から上半身に血液を十分に戻すことができません。したがって、下肢に水が残り、足のむくみが出てきます。

足のむくみ・心不全と夜間頻尿の関係

血液が下肢から心臓に戻る途中にあるのが腎臓です。そのため、腎臓に回る血液の量も少なくなって、十分におしっこを作ることができなくなります。

ところが、就寝時に横になることで、弱っている心臓でも十分に血液を送ることができるようになります。足のむくみの原因になっていた水分も循環していき、腎臓に血液が大量にまわるので、おしっこがたくさん作られることになります。それによって夜間多尿となった結果、夜に何度もトイレに行きたくなる夜間頻尿の症状が現れるのです。

まとめ

以上のようなメカニズムがあるため、「足のむくみ」と「夜間だけの頻尿」という2つの症状が同時に起こることは、心不全の重要なサインです。

心不全の原因としては、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞が考えられます。いずれも命に関わる怖い病気です。もし、足のむくみと夜間多尿による夜間頻尿を自覚したら、動悸や息切れがなくても、念のため内科を受診するようにしましょう。