子供の心因性頻尿 | 10代以下に多いトイレが近い原因と治療方法

子供の心因性頻尿 | 10代以下に多いトイレが近い原因と治療方法

子供の心因性頻尿 | 10代以下に多いトイレが近い原因と治療方法

加齢に伴う排尿機能の低下によって、高齢者では頻尿の悩みを抱える人が多くなります。一方、そうした身体的な問題がないにも関わらず、精神的な要因から、頻尿の症状を訴える10代以下の子供もいます。

  • 休み時間に必ずトイレをすませても、授業中にすぐトイレに行きたくなる。
  • 通学のバスの中でいつもトイレのことばかり気になってしまう。
  • 遠足や修学旅行など、長時間の移動がある行事が怖い。

今回は、10代以下の子供に多くみられる心因性頻尿の原因と治療方法についてまとめます。

心因性頻尿とは

心因性頻尿とは、身体に何ら原因となる疾患が見当たらず、ストレスや不安などが原因で、トイレが近い「頻尿」の症状が出ることをいいます。

10代以下の子供の場合、学校の集会など長時間トイレに行けない状況の時におしっこを我慢した苦しい経験や、トイレに行ったものの我慢しきれずに漏らしてしまった経験などがきっかけとなります。授業中や通学中、すぐにトイレに行けない状態になると、「またあんな苦しい状態になったらどうしよう」という不安が心から離れずに、トイレに行きたくてたまらなくなります。

酷い時は15分に1回ほどのペースで頻繁にトイレに通うような場合もありますが、実際に膀胱に尿が溜まっているわけではないので、おしっこの量は少量であることが多いようです。

10代の子供の心因性頻尿によるトイレが近い症状

心因性頻尿では、好きな事を夢中で楽しんだり、夜眠っている時は、トイレのことを考えずに済むため頻尿の症状は現れません。逆に、授業中などにトイレのことが気になり出すと、授業をまともに受けていられないほどトイレのことで頭がいっぱいになってしまい、動悸や冷や汗が出るほど苦しい思いをするというのも特徴です。

トイレを我慢できないと集団行動に落ち着いて参加できなくなるので、10代以下の子供にとっては精神的に非常に辛い症状です。心因性頻尿の背景として、受験や人間関係のストレスがかかっていることが原因で、自律神経失調症になっていることもあります。

心因性頻尿の治療

生活に支障が出るほどにトイレが近い場合には、まず泌尿器科で体に問題がないかどうかをチェックしましょう。体に問題がないということが分かったら、原因は精神面にあるということを自覚して、心療内科を受診するのが確実です。

10代の子供の心因性頻尿の原因と治療方法

頻尿の程度や、どのような場面で症状が出るのかなどを客観的に把握することが解決の第一歩です。カウンセリング等を通して根本的な原因を把握し、対策を講じます。心因性頻尿の治療では、尿意を感じた後にしばらくトイレを我慢する「膀胱訓練」という方法で改善がみられる場合があります。

また、緊張を和らげる薬で症状を緩和する場合もありますが、薬に依存してしまってはいけません。ストレスの原因となっている事象をつきとめ、解消していくことで根本的な解決を図っていくようにしましょう。

トイレが近いことによる子供の精神的な不安を軽減してあげることも大切です。遠足や修学旅行の際、長時間バスでの移動が辛い場合には、事前に担任に相談しておくようにしましょう。頻繁にトイレ休憩をとるなどの対応をして貰えます。また、薄型の尿漏れパッドなど、自分でこっそり尿漏れ対策をしておくことも精神的な安心感につながります。