コーヒーやお茶の飲み過ぎによる頻尿 | カフェインの利尿作用

コーヒーやお茶の飲み過ぎによる頻尿 | カフェインの利尿作用

コーヒーやお茶の飲み過ぎによる頻尿 | カフェインの利尿作用

一日の様々なタイミングで、コーヒーやお茶を何杯も飲む習慣の方がいます。朝起きると目覚めのコーヒーやお茶を1杯、朝ご飯の後で1杯、会社では常に机にコーヒーカップや湯飲み茶碗が置かれている。そんなライフスタイルの方は意外と多いのではないでしょうか?

コーヒーやお茶には利尿作用のあるカフェインが含まれています。ここでは、こうしたカフェイン飲料を多く飲むことで起こる頻尿についてご説明します。

カフェインとは

カフェインは精神刺激薬のひとつで、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用があり、コーヒー、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ココアなどに含まれ、かぜ薬や鎮痛剤にも用いられています。

お茶やコーヒーに含まれるカフェインとは

カフェインを摂ることで眠気を覚まし、集中力を上げることができます。また、利尿作用があるために、体のむくみの予防にもなります。反面、摂り過ぎると、夜眠れなくなる不眠やめまいの症状が出るなど、健康に害となる場合もあります。2015年12月に九州の男性がカフェイン飲料の過剰摂取により死亡したことは記憶に新しく、短期間の大量摂取は命に関わることもあるので注意が必要です。

カフェインの利尿作用と頻尿

コーヒーやお茶を多く飲んでいると、水分の摂取とカフェインの利尿作用によって、身体は尿をたくさん排出しようとします。カフェイン飲料を飲むことでの頻尿は、病気と違って問題とはならず、むしろむくみを防ぎ、高血圧を抑制する良い効果もあります。

ただし、夜遅い時間にコーヒーやお茶を飲むと、夜間頻尿となり睡眠不足の原因にもなるので、寝る時間の2時間前以降は控えるようにしましょう。

コーヒーやお茶のカフェインの利尿作用による夜間頻尿

また、上述したように過剰な摂取は禁物です。コーヒーは成人は1日3~4杯までが適量とされています。お茶は1杯に含まれるカフェイン量がコーヒーの3分の1とされているので、単純に9杯まではよいことになりますが、頻尿の方は水分摂取が増え過ぎないよう注意しましょう。

頻尿の悪化を見逃さない

電器メーカー勤務のAさん(47才、男性)は、周りからコーヒー中毒と言われるほどコーヒーが好きで、毎日何杯もコーヒーを常飲していました。人よりもトイレに通う回数が多いことは自覚していたといいます。けれども、半年ほど前からトイレに通う間隔が異常に短くなってきました。

最初は「コーヒーを多く飲んでいるせいで、体の異常ではない」と考えていましたが、前のトイレから1時間も経っていないのに我慢ができなくなって、仕事にも差し支えるようになってきました。不安になり、念のために病院で医師に相談すると、前立腺肥大症と診断されてしまいました。そういわれると確かに、頻尿の他に何となく残尿感も感じていたといいます。

いつもコーヒーを多く飲んでいたために、原因が前立腺肥大症であることに気づくのが遅れてしまったAさんは、その後、前立腺肥大症の治療をしながら、トイレの頻度を抑えるために、大好きなコーヒーはノンカフェインに替えたということです。


Aさんのように、コーヒーやお茶を常飲していて頻尿が当たり前のようになっている場合には、前立腺肥大症などの病的な頻尿の初期段階で、気づきにくくなってしまうことがあります。飲む量が変わっていないのに頻尿の症状が強くなってきた場合には、他の原因で頻尿になっている可能性を考えて、早めに病院を受診するようにしましょう。