女性の夜間頻尿の原因 | 夜中に何度もトイレに行くのはなぜ?

女性の夜間頻尿の原因 | 夜中に何度もトイレに行くのはなぜ?

女性の夜間頻尿の原因 | 夜中に何度もトイレに行くのはなぜ?

夜間頻尿は前立腺肥大を原因とする男性が多いイメージがありますが、実際には女性で悩んでいる方も多くいらっしゃいます。

ここでは、女性の夜間頻尿の原因についてまとめます。

夜間頻尿

正常な排尿回数は、個人差はあるものの日中5〜6回、夜間(就寝時)0〜1回とされています。それを超えて、日中8回以上、夜間2回以上トイレに行くと異常に排尿回数が多い=頻尿とされます。

特に夜中に何度もトイレに行くことになる夜間頻尿は、睡眠不足から日中ボーッとして仕事に差し支えるなど、生活の質(QOL)を下げてしまいますので、悪化しないうちに対処しないと大変です。
日本では4,500万人もの人が夜間頻尿で、「生活の質にまで影響している」と感じている人は、60歳代では男性の約80%、女性の約40%にものぼります。(日本排尿機能学会の推定による)。

女性の夜間頻尿の原因

1.細菌感染が原因の夜間頻尿

男性の場合、頻尿の原因疾患で有名なのは前立腺肥大症です。それに対して、女性の頻尿で最も多い疾患は、急性膀胱炎や尿道炎など、細菌感染によるものです。女性は男性と較べて尿道が短く、大腸菌などの細菌が入りやすいからです。

細菌感染が原因の頻尿は、排尿時に痛みや下腹部痛があったり、尿が濁ったりするのが特徴で、抗生物質を服用すればほとんどが治ります。

2.神経因性膀胱が原因の夜間頻尿

次に女性の夜間頻尿で多いのが、「神経因性膀胱」と言われています。神経因性膀胱は、糖尿病、脳梗塞、パーキンソン病などが原因で膀胱の神経がうまくコントロールできなくなり、上手に排尿できなくなってしまうことです。

神経因性膀胱になると、トイレにたどり着く前に排尿を始めてしまうこともあるため、早めにトイレに通おうとして頻尿になってしまいます。

3.過活動膀胱が原因の夜間頻尿

また、最近注目されてきている「過活動膀胱」による頻尿も、一般に男性よりも女性の方に多く見られる頻尿です。過活動膀胱とは、自分の意志とは関係なく勝手に膀胱が収縮するため、尿をためておく量が少なくなってしまうためにおきる頻尿です。

原因は明らかになっていませんが、脳や脊髄など、排尿をコントロールしている神経系のトラブルによるものと考えられています。

4.睡眠障害が原因の夜間頻尿

女性の場合、閉経後に女性ホルモンのエストロゲン分泌が急激に低下することによって睡眠障害が急に増えます。エストロゲン分泌の低下は、蓄尿や過活動膀胱にもつながりますので、熟睡できずに目が醒めると、その都度尿意を催して何度もトイレに行くということになってしまうようです。

5.むくみが原因の夜間頻尿

また、下半身に水がたまってしまう「むくみ」も女性に多い夜間頻尿の原因です。就寝時に横になると、下半身にたまっていた水分が急に全身に巡るようになり、尿の量が多くなるからです。

最後に

このように、女性に多く見られる夜間頻尿の原因に色々ありますので、ご自分の夜間頻尿の原因がどこにあるのかを把握して、予防や治療・改善を行うことが大事です。しっかり睡眠をとってすっきりとした朝を迎えたいものですね。