自律神経失調症と頻尿の症状 | トイレが近い原因と改善方法

自律神経失調症と頻尿の症状 | トイレが近い原因と改善方法

自律神経失調症と頻尿の症状 | トイレが近い原因と改善方法

自律神経とは、体温を一定に保ったり、ホルモンの分泌をしたり、心臓を動かしたりと、意識と関係な体の機能をコントロールしている神経のことをいいます。

ストレスなどで自律神経のバランスが崩れると、頭痛、めまい、精神的な落ち込みなど、身体にさまざまな症状が出てきます。病院で検査をしても異常がみられず症状が続く場合には、自律神経失調症が考えられます。

今回は、そんな自律神経失調症による頻尿の症状と改善方法についてまとめます。

自律神経失調症と頻尿の関係

近年、現代病ともいわれるほど頻尿の人が増えています。その中には、「心因性頻尿」といって、自律神経失調症が原因で頻尿になることがあります。ここでは、そのメカニズムについて説明しましょう。

交感神経と副交感神経

自律神経には、人が活動している時に働く「交感神経」と、リラックスしている時に働く「副交感神経」があり、それぞれが適切に切り替わって働いています。

排尿においては、交感神経が働いている時は、膀胱は拡張気味で活発に排尿を抑えようとします。反対に、副交感神経が働いている時は、膀胱は収縮気味で、尿意を感じやすくなります。睡眠時には副交感神経が優位になりますが、尿を凝縮するホルモンが分泌され、寝ている間の排尿がないようにしています。

頻尿との関係

継続的なストレスによって、交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、自律神経失調症と呼ばれる状態になり、不眠やめまい・冷えなどの様々な症状が現れます。過活動膀胱による尿意切迫感も、そうした症状の一つです。

ストレスが強くかかる環境下では交感神経が強く働きますが、過活動膀胱の症状によって強い尿意を感じ、トイレが近い頻尿になることがあります。よく面接やテスト前に、緊張してトイレが近くなるといいますが、これも一時的に強いストレスがかかって膀胱が収縮するために起こる症状です。

自律神経失調症が原因の頻尿の症状

また、「交感神経」が活発になりすぎると、休んでいても「副交感神経」への切り替わりがスムーズにいかなくなることがあります。すると、就寝中でも起きている時と同じように活発に排尿しようとするため、夜中に何度もトイレに起きる夜間頻尿になってしまいます。

頻尿の原因

最近トイレが近いことが気になりませんか?また、何度もトイレに通い、トイレに行っても少ししかおしっこが出ないという症状が気になっていませんか? 個人差はありますが、日中に8回以上、夜間に1回以上トイレに行くことが頻尿の目安とされています。

自律神経失調症と頻尿の原因

トイレが近い頻尿の原因はさまざまです。その中で、前立腺肥大症膀胱炎、尿路感染、腎臓病などは特定しやすい原因です。尿検査や血液検査などでも異常が見られない場合は、過活動膀胱や自律神経失調症の可能性があります。

過活動膀胱ならば、膀胱の収縮を抑える抗コリン薬の服用や膀胱訓練という改善方法ではっきりと改善が見られますが、このような改善方法でもあまり改善が見られず、頭痛、目まい、倦怠感など他の症状もある場合は、自律神経失調症が疑われます。

自律神経失調症の治療

自律神経失調症は、体や心にかかったストレスから体を守るために自律神経が頑張りすぎてバランスが崩れる病気です。

ストレスの種類は、仕事上のストレスなどの心因性のものから、気候の変化などの外因性のものまで様々です。何がストレスになっているのかを突き止めて適切な改善方法をとることが大切です。

自律神経失調症は、専門医で適切な治療を受ければ多くの場合改善できる病気です。専門医は、心療内科または神経科となります。以前は精神疾患を扱う病院は敷居が高く感じられていましたが、今はちょっとしたカウンセリングとして受診することができるよう世間の雰囲気も変わってきました。

ぜひ1人で悩まずに、専門医を受診することをお勧めします。