慢性腎不全による頻尿の症状 | 腎臓病が原因の多尿・夜間頻尿

慢性腎不全による頻尿の症状 | 腎臓病が原因の多尿・夜間頻尿

慢性腎不全による頻尿の症状 | 腎臓病が原因の多尿・夜間頻尿

「最近、夜に何度もトイレに起きるのが辛い」

「少し前にトイレに行ったばかりなのに、すぐまた行きたくなる」

「トイレが近くて外出するのが億劫」


近年、そんな「頻尿」の症状に悩む人が増えています。

個人差もありますが、日中8回以上、夜間1回以上トイレに通うようだと「頻尿」とされています。一言で頻尿といっても、日中でも夜間でもトイレが近い症状があれば、夜間だけトイレが近いという症状もあります。また、1回の尿量が多い症状や少ない症状もあり、その原因もさまざまです。

多く場合は、前立腺肥大症膀胱炎過活動膀胱などが原因で、適切に対処することでトラブルを克服できます。けれども、中には重い疾病が原因になっていることがあるので注意が必要です。

慢性腎不全(慢性腎臓病)による頻尿も、その一つです。

慢性腎不全による頻尿

腎臓は、ソラマメのような形をしていて、血液中の老廃物を取り除き、体内の水分量などを一定に保つ大事な臓器です。何らかの原因で腎臓の機能が低下していく腎臓病は、治療を行わなければ死に至ることもあります。治療を行ったとしても、現在の医療技術では元の健康な状態に戻すことは困難ですが、早期に発見して適切な治療を施すことで進行を抑えることができます。

慢性腎不全の主な原因は高血圧と糖尿病といわれているように、生活習慣病が症状を引き起こしていることがほとんどです。成人の8人に1人が慢性腎不全にあてはまるという統計があり、新しい国民病として注目を集めています。

慢性腎不全による多尿と夜間頻尿

慢性腎臓病は、自覚症状のないまま数ヶ月から数年かけて非常にゆっくりと腎機能が低下していくため、多くは健康診断の尿検査で尿タンパクが陽性になることで発見されます。けれども、軽度のうちから出る自覚症状があります。それが、夜間頻尿です。

腎不全の程度が軽いうちから、尿の濃度や量を調節する機能が弱くなることがあります。腎機能が正常な場合、夜間は尿が凝縮されて尿量が減るのでトイレに起きることはありません。けれども、腎不全では夜間でも尿が凝縮されずに尿の量が増えるため、夜に何度もトイレに起き、1回の尿量が多い「多尿による夜間頻尿」の症状があらわれます。

心不全や糖尿病など、他の原因でも夜間頻尿になることがありますが、多尿による夜間頻尿が腎臓病のサインかもしれないということは頭に入れておきましょう。

定期的な検診が大切

さらに腎機能の低下が進むと、尿の泡立ち、貧血、むくみなどの自覚症状が出てきます。尿が泡だって消えにくい場合、尿中にタンパクが出ていることがあります。貧血は、赤血球が作られにくくなることから起こります。むくみは、体内に余分な水分が溜まるために起こります。このような症状が現れてきた時は、かなり腎不全が進行しているので、ただちに医療機関を受診しましょう。

いずれにしても、自覚症状に頼らず定期的に健康診断を受けて、尿や血液の異常を見逃さないようにすることが大切です。