頻尿の原因

頻尿の原因

頻尿の原因

尿の悩みというのは、なかなか他人には話しにくいものです。おしっこの問題で一番多い「頻尿」という悩みをかかえながらも、人に相談することができず、一人で悩んでいる方は大勢いらっしゃることでしょう。

ここでは、そんな頻尿の原因と症状について詳しく取り上げます。

Aさん(60代)の例

一人暮らしの男性Aさん(60代)は、最初はそれほどでもなかった頻尿が悪化して、1時間に1回という頻度でトイレに通うようになりました。

頻尿の原因と事例
トイレが近くなると旅行はもとより映画もじっくり観られません。友人と座り込んで話しをしていても、すぐ中座することになるので落ち着きません。

すぐに駆け込めるように外出先のトイレの場所をチェックしておいたり、飲食店に入ってもすぐトイレに入れるように通路側の席を譲って貰ったりしていましたが、そのうち外出や人付き合いそのものが億劫になってしまい、孤独な暮らしをするようになってしまったそうです。

頻尿とは

そもそも、頻尿とは「排尿の回数が異常に多い」という症状を表す言葉です。

「回数が異常に多い」ということにも個人差がありますので、何回以上が「異常に多い」ときっちりと決められるものではありませんが、大ざっぱに昼間8回以上、就寝後2回以上が頻尿の目安といわれています。

頻尿の原因

昼間起きているときの回数が多ければ、長時間乗り物で移動をする旅行など、外出全般に支障をきたします。また、夜間寝ているときの回数が多ければ、睡眠が不足して健康を害してしまいます。

では、そのような頻尿はどんな原因で起こるのでしょうか?
頻尿の原因にはさまざまなものがありますが、大きくまとめると、以下のようになります。

膀胱・尿道といった泌尿器のトラブルによる頻尿

まずは、膀胱・尿道といった泌尿器のトラブルです。4つの場合があります。

    1.膀胱が小さい:
    膀胱が小さく、すぐにいっぱいになってしまうため、頻尿になります。

    2.膀胱が不安定:
    膀胱の神経が興奮しやすくなっている時は、尿が少したまっただけでも尿意を催してしまい、頻尿になります。

    3.膀胱が弱い:
    膀胱の力が弱いため、尿が出きらないで残っている(残尿)と、新しい尿が少したまっただけでトイレに行きたくなってしまいます。

    4.尿道が狭い:
    尿道が狭いと残尿が多くなってしまい、新しい尿が少したまっただけでトイレに行きたくなってしまいます。

泌尿器には問題がない頻尿

その他、以下のように泌尿器には問題がない頻尿もあります。

    1.心因性頻尿:
    失禁が日常的にある場合、それを恐れてすぐにトイレに行くなど、精神的な原因で頻尿になることがあります。

    2.薬物の副作用:
    利尿薬の服用や、他の病気のために飲んでいる薬の副作用が原因で、トイレが近くなることがあります。

    3.多尿による頻尿
    ビールなどの水分を大量に摂ったり、利尿剤などでたくさんの尿ができることが原因の頻尿です。


頻尿の原因となる病気は、癌、膀胱炎、心不全など、さまざまなものが考えられます。たとえ頻尿の症状が軽くても、命にかかわる病気が潜んでいる場合もあるのです

頻尿を、放っておいてはいけません。自己療法で改善が見られなければ、専門医を受診して頻尿の原因をつきとめ、適切に対処して改善しましょう。