肥満と頻尿の関係 | 尿意が近い理由と改善方法

肥満と頻尿の関係 | 尿意が近い理由と改善方法

肥満と頻尿の関係 | 尿意が近い理由と改善方法

「太っているとトイレが近くなる」という話を聞いたことはありませんか? 一般に、肥満度が高いほど、尿意が近い「頻尿」や「夜間頻尿」の症状が現れやすくなることが知られています。

今回は、肥満と頻尿の関係と改善方法についてご紹介します。

肥満とは

一般に肥満かどうかを判定する基準として、BMI(Body Mass Index:体格指数)が用いられています。体格指数=体重kg ÷ (身長m)² が、25以上が肥満とされています。(欧米では30以上)

BMIが25以上だと、適正体重=22に較べて2倍以上生活習慣病のリスクが高まるといわれています。また、体脂肪率も重要で、男性は25%以上、女性は30%以上だと肥満となります。BMIが25未満で一見スマートな人でも、体脂肪率が高い場合は「隠れ肥満」といわれます。

頻尿の原因となる肥満とは

現代は身の回りにいくらでも食べ物が溢れていて、ちょっと油断していると肥満になってしまいます。特に中年になると新陳代謝が落ちてくるという理由で、若い頃と同じ物を食べていると、徐々に体重が増加してしまいます。

肥満と頻尿の関係:糖尿病

太る理由は、消費カロリーよりも摂取カロリーが高い生活習慣にあります。特に、アルコールや甘い物など、糖分の摂りすぎによる肥満の場合、糖尿病に注意が必要です。

糖尿病は、血液中の糖分を調節するインスリンの分泌の減少などで、血液中の血糖値が高くなり、高血圧や動脈硬化の原因になる病気です。糖尿病になると、体が血液中の糖分を薄めようとするために、たいへん喉が渇き、水分を異常に多く摂るようになります。そして尿の量が多くなるために頻尿になります。

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近頃太ってきて疲れやすく、すぐに喉が渇いて尿意が近い、という症状を自覚されたら、糖尿病を疑いましょう。糖尿病は、食事や運動といった改善方法でコントロールできる病気です。早めに病院を受診し、対策をとるようにしましょう。

肥満と夜間頻尿の関係:睡眠時無呼吸症候群

「夜間頻尿」とは、就寝時にトイレに何度も起きる頻尿の症状をいいます。毎晩トイレに2回以上起きるようになると、睡眠不足が慢性化して生活の質の低下につながることがあります。

日中は頻尿の症状がないのに、夜間頻尿があるという場合、睡眠時無呼吸症候群が原因となっている場合があります。睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に舌根部や軟口蓋が下がって気道が塞がり、息が止まってしまう症状です。原因は様々ですが、肥満によって首回りに脂肪がつき気道が狭くなって起きることが多い症状です。


肥満と頻尿の関係:睡眠時無呼吸症候群


息が止まることが理由で体が睡眠状態から覚醒してしまい、夜に尿を濃くするホルモンの働きが弱くなって尿意が近くなります。改善方法は原因によって様々ですが、減量、扁桃や鼻の手術、マウスピースの着用などが代表的です。いびきと無呼吸が気になったら早めに医師に相談するようにしましょう。

その他、肥満と頻尿の関係

糖尿病や睡眠時無呼吸症候群でなくとも、肥満によって内臓脂肪が膀胱を圧迫することで頻尿になることも考えられます。また、肥満だけでなく、むくみと頻尿が同時に現れる場合についても注意が必要です。

いずれにしても、肥満は様々な病気のリスク要因です。一番の改善方法は、「ちょっと太ってきたな」と感じた時に、早めに適切な食事と運動で予防をすることです。心当たりのある方は、普段の生活習慣を見直し、改善するよう心がけていきましょう。