頻尿とは | 排尿回数の基準と症状チェック

頻尿とは | 排尿回数の基準と症状チェック

頻尿とは | 排尿回数の基準と症状チェック

“おしっこは健康のバロメーター”と言われます。

毎日何気なくしているおしっこ(排尿)には、老廃物を体外に排出するという大切な役割があります。腎臓で作られた尿が膀胱にたまり、脳に「おしっこをしたい」という信号が送られ、トイレに行って尿を出すまでの一連の流れが、排尿です。

もし、このようなメカニズムがなかったら、体内に老廃物が溜まってしまい、すぐに多臓器不全となって死んでしまうでしょう。このように大変重要な排尿という機能ですが、さまざまな原因でトラブルが起きることがあります。

頻尿とは

排尿トラブルには、尿の量や成分の異常、また排尿回数の異常があります。時々、自分の排尿をチェックするようにしてみましょう。

中でも最近増えてきている「頻尿」とは、排尿回数が異常に多い症状のことをいいます。

何回以上が頻尿?

通常、排尿の回数は、1日約5〜6回(日中5〜6回、夜間0〜1回)といわれています。睡眠が7時間とすると、3時間に1回の頻度で排尿をしていることになります。

頻尿とは、人によって多少の違いはありますが、排尿回数が日中8回以上、夜間1〜2回以上があてはまるとされています。

頻尿が悪化して1時間をおかずにトイレに通うようになると、仕事やお付き合いに支障が出てしまい、外出も億劫になってしまいます。就寝中に何度もトイレに通う夜間頻尿が悪化した場合も同様で、生活の質を大きく下げることになってしまいます。また、頻尿の原因には別の病気が隠れている場合もありますので、早めにチェックすることが大切です。

頻尿の原因

頻尿の原因はさまざまで、単純に水分を過剰に多く摂取しているような場合は、体に何の問題がなくても基準より排尿回数が多くなります。また、加齢も頻尿の大きな原因の一つです。年齢を重ねるにつれて、膀胱の衰えやホルモンバランスの変化のため、頻尿になる人は増加します。

水分の摂り過ぎや加齢が原因の頻尿の場合は、症状が軽度なことが多く、日常生活に深刻な支障が出ることはさほどありません。そのようなケースの多くは、水分摂取量や日常生活の見直しで改善できます。

排尿回数が多い頻尿の原因

けれども、中には前立腺肥大症や腎臓病、さらには糖尿病や心不全などの病気が頻尿の原因になっていることがあります。また、自律神経失調症や心因性の場合もあります。

最近注目されているのが、「過活動膀胱」による頻尿です。膀胱に尿がたまっていなくても膀胱が異常に収縮して、急に我慢できないような強い尿意を感じ、何度もトイレに通うようになる症状です。

泌尿器科で受診を

このように、頻尿には重篤な病気が原因のことがあるので、「さっき行ったばかりなのにすぐトイレに行きたくなることが多い」など、頻尿の症状が疑われる時には早めに病院でチェックをし、何が原因かをはっきりさせることが大切です。

泌尿器科というと恥ずかしいところを診てもらうという意識からか、症状が悪化してからでないと受診しない傾向がありますが、それは間違いです。「年だから頻尿でも仕方がない」という素人の判断基準で放置していると、重い病気を見逃して取り返しのつかないことになりかねません。

何らかの疾患が原因の場合は当然治療をすることになりますが、軽い頻尿の場合は経過観察となる場合も少なくありません。そのような時は、症状に合った生活習慣の改善方法などを医師に指導してもらうことになります。生活の質を落とさずに健やかな毎日をすごすため、ぜひ早期に適切な対応をとるよう心がけましょう。