塩分の摂りすぎと頻尿・その他の病気 | おしっこが近い原因と予防法

塩分の摂りすぎと頻尿・その他の病気 | おしっこが近い原因と予防法

塩分の摂りすぎと頻尿・その他の病気 | おしっこが近い原因と予防法

ヘルシーで繊細な和食は世界遺産に認定され、世界中で認められるようになっています。けれどもその和食には、気をつけないと塩分を摂り過ぎてしまうという問題点があります。島国で海に囲まれている日本は塩が豊富にとれることから、基本調味料の味噌、しょうゆ、また、漬物など塩分が多く含まれる食品が多くあるためです。

塩分の摂り過ぎが原因で、おしっこが近い頻尿になることがあります。今回は、塩分の摂りすぎが原因となる頻尿・その他の病気と予防法についてお話しします。

体に必要な塩分量

塩は体に入ると塩素イオンとナトリウムイオンに分かれます。ナトリウムイオンは細胞の中に入って浸透圧の調整をしています。ナトリウムイオンが少ないと、浸透圧を適切に保てなくなって細胞が正常に機能しなくなり、命に関わります。

塩分は体にとってなくてはならない成分ですが、多すぎても良くありません。厚労省が推奨する成人の1日の食塩摂取量は、男性が8g未満女性が7g未満となっています。

けれども、2015年厚労省発表の、1日の成人の平均塩分摂取量は、男性10.9g、女性9.2gとなっており、世界平均の5gを大きく上回っています。まだまだ日本人は塩分の摂り過ぎのようです。

塩分の摂りすぎと頻尿の原因

塩分の摂り過ぎと頻尿

おいしいものをついつい食べ過ぎて塩分を摂りすぎると、体は塩分濃度を低めようとして水分を求めるので喉が渇きます。また、腎臓は水分と一緒に塩分を排出しようします。そのため、尿量が増えておしっこが近い「頻尿」の症状が出ます。

このように体は摂りすぎた塩分を水分で薄めて一緒に排出するため、「塩分を摂りすぎたら水分を多く摂れば問題がない」と考えがちですが、実はそう単純な話ではありません。

血管や腎臓への悪影響

塩分の摂り過ぎが続くと、常に水分を多くして塩分を薄めようとして血液量が増えるため、血圧が上がります。血圧が高い状態がつづくと、血管が圧迫された状態が続くために動脈硬化となり、脳梗塞心臓病の原因になっていきます。

また、塩分をおしっことして排出しようとして腎臓が一生懸命働きます。それが続くと、腎臓の濾過機能が衰えて腎臓疾患の原因になることがあります。

塩分の摂りすぎとおしっこが近い原因

さらに心臓にも影響があります。ナトリウムは心臓を動かす電気刺激に大きく関わっているので、多すぎる状態が続くと心臓の鼓動が不規則になる不整脈の原因になります。

効果的な減塩のポイント

塩分の摂り過ぎによる高血圧の予防法は、摂取する塩分を減らす「減塩」です。今は巷に減塩食の本や、減塩調味料などが沢山ありますので、それらを活用して効果的に減塩をしましょう。

食事全部を減塩にすると味気なくなってしまい、ストレスが溜まってしまいます。一品だけ味のしっかりした料理にして他のメニューを薄味にするというのが、ストレスのない減塩食のポイントです。ぜひメリハリのある献立にしてみましょう。

そうはいっても、お付き合いなどで塩気の多い食事を取ることもあると思います。そのような場合は、水分を摂ると同時に、腎臓がナトリウムを排出するのを助ける「カリウム」を摂るように気をつけましょう。カリウムは果物や大豆食品などに多く含まれています。

これらは摂り過ぎた塩分を排出する目的ですので、一時的におしっこが近い頻尿の症状が出ても問題はありません。しっかり水分を摂って早めに体の塩分濃度を薄めることが、高血圧の予防法になります。