膀胱訓練でトイレの回数を減らす方法

膀胱訓練でトイレの回数を減らす方法

膀胱訓練でトイレの回数を減らす方法

今の日本は公衆トイレが充実しているため、頻尿の症状がない人は、普通は外出してもトイレに困ることは少ないでしょう。

一方で、トイレ事情が良くなったために起こりやすくなった頻尿があることを、ご存じでしょうか?今回は、そんな頻尿を”膀胱訓練“によって改善する方法をご紹介します。

自らがまねく頻尿

誰でも我慢しすぎてトイレに駆け込んだ経験があるはずです。ギリギリまで我慢をするのは苦しいですし、間に合わずに失禁してしまったことがあるかもしれません。

そうした経験から、ちょっとしか尿が溜まっていなくてもトイレに行く習慣をつけてしまうことがあります。そうすると、膀胱はしっかり拡がることがなくなって縮んでしまい、膀胱に溜められる尿の量が少なくなっていきます。その結果、尿意を感じるまでの時間が短くなって、だんだんトイレに行く回数が増えてしまい、頻尿になるということがあります。

このような場合は、膀胱を広げて、膀胱本来の機能を回復させてやる必要があります。それによってトイレの回数を減らす方法が膀胱訓練です。

膀胱訓練のやり方

膀胱訓練とは、計画的におしっこを我慢することで、膀胱にたまる尿の量を増やし、トイレの回数を減らす方法です。

膀胱訓練でトイレの回数を減らす方法
やり方は簡単です。

  • 尿意を感じても、すぐにトイレに行かずに我慢します。
  • 最初は5分間我慢することを、一週間ほど続けます。
  • それ以降、我慢する時間を10分、15分、20分と長くしていきます。
  • 最終的に、2〜3時間我慢できるようになれば、訓練終了です。


トイレを我慢する時は、肛門や尿道に力を入れて尿が漏れないようにしましょう。これにより骨盤底筋という尿道を閉める筋肉を鍛えることができます。

膀胱訓練は、医師の指導のもとで

膀胱訓練に適しているのは、過活動膀胱で頻繁に尿意を感じてしまう方や心因性頻尿の方です。

一方、細菌感染による膀胱炎前立腺肥大症は、膀胱訓練を行うことで悪化することがあります。頻尿の原因を素人判断で決めつけず、医師の指導のもとで訓練を行うようにしましょう。

排尿日誌をつけてみましょう

膀胱訓練と併せて、「排尿日誌」をつけてみることをお勧めします。
膀胱訓練と排尿日誌でトイレの回数を減らす方法
排尿日誌は、1日にトイレに行った時間と尿の量を記録する日誌です。普段何気なく行っている自分の排尿の状態を客観的に知ることができますし、膀胱訓練の成果を確認することも出来ます。

便利さ、快適さの代わりに…

昔のトイレ(便所、ご不浄、雪隠などと呼んでいました)は、暗く寒く不潔でした。家屋の外に便所があるということも普通でした。そのような環境では、自然にトイレを我慢する膀胱訓練ができていたのでしょう。

便利で快適になったことで膀胱が小さくなっていくのは、固い物を食べなくなってアゴが細くなっていくのと同様、現代人の退化現象といえるかもしれません。